すべては、Map ( Key-Value ペア )

Io は、すべてのオブジェクトは、Java でいえば Map。 名前(文字列)をキーにして、何らかの値を持つ。

Map のエントリ( key - value のひとつのペア ) を スロット と呼ぶ。

スロットの値は、List とかでもよいし、メソッドでも良い。

単純に言えば、 Io の構文は、Map への put と get だけ。

スロットを追加したければ、 := 演算子を使う。 これが put。
スロットの内容を評価したければ、 単に、スロットの名前(key) を使う。これが get。

Io> today := Date now

とやれば、ある特別の Map ( 後述 )に、 put( "today", 今日の日付 ) する。

Io> today

とやれば、その特別の Map から、 get( "today" ) した取り出した内容を評価して表示する。

文法というか、Io の仕組みは、ようするにこれだけ。